Kawasaki「ニンジャ1000」バイク走行記録

カワサキの大型バイク Ninja1000 に乗る人のブログ

【必見】バイクの発進時にチェーンから鈍い異音が出たら要注意

発進時にチェーンから異音が出る

ある日、バイクを発進させる時に左後方のチェーンのあたりから「ギリギリ…」「ジャリジャリ…」といった感じの小さな異音が出ていることに気付きました。

チェーンから出る音といえば、走行中にアクセルを開け閉めした時に一瞬出る「ブン!」という風切り音くらいで、発進時に出る音というのはあまり聞いたことがありません。

初めは、なんの音だろう・・・と思いましたが、音も小さかったのでしばらく放置していましたが、週末にバイクで走る度に音が大きくなり、さらに、今度は発進時だけでなくギアを上げる度に出るようになってきたので、ついに、これは放っておけないぞ・・・ということになり、いよいよ原因を調べることにしました。

異音の原因は?

走行しながら注意して異音を聞いたところ、この異音はクラッチを完全にミートする(つなげる)タイミングで出ているということが判明しました。

さっそく、バイクを止めてチェーンを確認したところ、チェーン自体に損傷や伸びなどの異常はありませんでしたが、チェーンの中央部分(光っている丸い部分)が完全にオイル切れになっていてカラカラに乾燥している状態でした。

※この画像はまだわずかにオイルが残っている状態です。

チェーンはスプロケットとチェーンが強くこすれ合うことになるので、中央部分のオイルが切れてしまうと、チェーンとスプロケットの摩耗が早まるだけでなく、強く噛み合う時に金属同士が強くこすれて異音が発生する原因にもなります。

ですので、チェーンオイルはサイド部分や可動部分よりも、スプロケットと噛み合う中央部分に塗ることが大切です。

チェーンオイルを塗った結果

自宅に戻ったタイミングですぐにチェーンオイルを塗り、後日バイクを走らせたところクラッチをミートする時に出ていたチェーンの異音は完全に出なくなりました。

やはり、今回の異音の原因はチェーン中央部分のオイル切れだったようで、クラッチを完全につなげる瞬間はチェーンに大きな力がかかるので、その時にチェーンとスプロケットが強くこすれて、歯ぎしり的な鈍い異音を出していたようです。

まとめ・備考

もし、今回の異音に気付かずにそのまま走り続けていたら、チェーンとスプロケットの寿命は大幅に短くなってしまったでしょう。

大型バイクの場合、チェーンと前後のスプロケットの交換には最低でも3万円以上はかかってしまうので、チェーンをこまめにメンテナンスして長持ちさせたいですね。

END