Kawasaki「ニンジャ1000」バイク走行記録

カワサキの大型バイク Ninja1000 に乗る人のブログ

Kawasakiニンジャ1000のエンジンオイル交換手順

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~ 目次 ~

Kawasaki「ニンジャ1000」のオイル交換方法と手順

今回はカワサキの大型ツアラーバイク「ニンジャ1000」のオイル交換の方法と手順を説明します。もし、ニンジャ1000のオイル交換を「自力でやってみたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。

オイル交換に必要なもの

オイル交換に必要な材料や道具はこちらの以前書いたこちらの記事を参考にしてください。

kawasaki-ninja1000-sx.hatenablog.com

~ 前半 ~

1.ドレンボルトの位置を確認

まず、エンジンオイルを抜くためのドレンボルトの位置を確認します。ニンジャ1000 のドレンボルトはエンジン下部左側にあります。サイズは「17mm」です。

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2.オイルフィルターの位置を確認

次にオイルフィルターの位置を確認します。ニンジャ1000 のオイルフィルターはエンジン下部の前方にあります。ニンジャ1000 のオイルフィルターはアンダーカウルを外さなくても回せそうです。

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3.バイクの下に廃油処理箱をセット

ドレンボルトを緩める前にバイクの下に廃油処理箱をセットします。ドレンボルトを抜くとエンジンオイルが勢いよく飛び出してくるので、こぼさないよう注意してください。

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4.ドレンボルトを緩める

ドレンボルトを緩めます。緩める時はトルクレンチではなく普通のレンチで大丈夫です。

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5.ドレンボルトを外す

ドレンボルトが少し緩んだら、あとは手で回して外します。ドレンボルトが完全に抜けるとオイルが飛び出して手が汚れるので、ビニール袋などで手を保護します。

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6.エンジンオイルを抜く

ドレンボルトを完全に外してエンジンオイルを抜きます。1年間で約5000km走行しているのでオイルは真っ黒です。

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この時、エンジン右側のオイルを入れるフタを緩めると、クランクケース内に空気が入るのでオイルの抜けが早くなりますので、お急ぎの方はこのフタを緩めてください。

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7.オイルフィルターを外す

おおよそのエンジンオイルが抜けてドレンから出るオイルの量が少なくなったら、オイルフィルターレンチを使ってオイルフィルターを外します。オイルフィルターもある程度工具で緩めた後は手で回して外します。

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左が使用済みで右が新品です。

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ちなみに、こちらがオイルフィルターの取り付け部分です。オイルがこの中をどんなふうに循環しているのかは不明です。

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~ 後半 ~

8.オイルフィルターの取り付け

エンジンオイルが抜けてオイルフィルターも外したので、いよいよ復旧作業に入ります。まずは、トルクレンチとオイルフィルターレンチを使ってオイルフィルターを取り付けます。※オイルフィルターの締め付けトルクは「17N・m」です。

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ここで小さなトラブル発生です。オイルフィルターにかぶせたオイルフィルターレンチがオイルフィルターに食い付いて外れなくなってしました。

何かで叩けば取れると思いますが、オイルフィルターに傷が付いたり歪んだりするのは困ります。さて、どうすれば良いのでしょう・・・。

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そこで、17mmのソケットを付けた普通のレンチの登場です。今回は締める方向に食い付いているので緩める方向に回します。食い付いているといっても軽くなので、一緒にオイルフィルターが緩んでしまう心配はありません。

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思ったよりもサクッと外れました。

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9.ドレンボルトを取り付ける

オイルフィルターを取り付けたらドレンボルトを取り付けてトルクレンチで締め付けます。ドレンボルトの締め付けトルクはオイルフィルターよりもかなり高い「29N・m」です。

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10.エンジンオイルの注入

オイルフィルターとドレンボルトの取り付けが終わったら、いよいよエンジンオイルをエンジン内に投入します。まず、4L缶のフタに付いているカバーを外しますが、この時に手を切りやすいので注意してください。

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蓋のカバーが外れたら、右手の親指でフタの中央を強く押します。すると「ペコッ!」と音が出ると同時にフタ自体が反り返って自然に外れます。※ドライバーでグリグリこじって無理に取らないように・・・。

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中央を押すだけで外れる・・・よくできたフタです。

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ニンジャ1000 のオイル量はオイルフィルター交換時で「3.8リットル」なので、3リットルほど入れたところで、一旦エンジンをかけてエンジン内にオイルを循環させます。

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ここで、またしても小さなトラブル発生です。エンジンオイルの注入作業中にオイルの中に小さな虫が入ってしまいました。もちろん、すぐに気が付いて虫を取ろうとしましたが、虫はオイルジョッキの底に沈んでしまいました。。。

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一時はこの虫の影響でエンジンが不調になるのでは・・・(^^;

と、変な心配をしましたが、虫が底まで沈んでくれたおかげで見失うことなく無事に取ることができました。

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3リッターで軽くエンジンをかけたら、あとはようすを見ながら残りのエンジンオイルを注入し、エンジンオイルの確認窓でエンジンオイルが確認できればエンジンオイルの注入作業は完了です。ちなみに、管理人は画像の位置からさらにオイルを注入して上限ラインのギリギリまで入れました。

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11.後片付けなど

使用済みのオイルフィルターにはオイルがたっぷりとしみ込んでいるので、よく振ってそれを出します。

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廃油処理箱のビニール袋を紐などでしっかり閉じて、燃えるゴミの日が来たら地域のゴミステーションに出します。

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オイルジョッキはまた使うことを考えて、ペーパータオルで内側のオイルをしっかりと拭き取り、ホコリが入らないようビニール袋などに入れて保管します。

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12.最終確認

エンジンをかけて暖機運転を行い、少し時間が経ったらオイルフィルターとドレンボルトの状態を確認します。

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ドレンパッキンも汎用品(今回はダイハツ用)で問題なさそうです。

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ということで、オイルが漏れていたり滲んでいなければエンジンオイルの交換作業はすべて終了です。

備考・その他

オイル交換に必要な部品や道具については、以下の記事を参考にしてください。

kawasaki-ninja1000-sx.hatenablog.com

END