フロントタイヤの空気が抜けやすくなる
管理人の愛車忍者号は、中古で購入した時からバルブコア(虫)が劣化気味で、フロントタイヤの空気圧が1ヵ月で0.1~0.2kgf/cm²ほど下がる状態でした。
そのため、バイクに乗る前に必ず空気圧を点検して定期的に空気の補充をしていましたが、どうやらこの数ヵ月でバルブコアの劣化が進んでしまったらしく、最近では以前の2倍となる2週間で0.1~0.2kgf/cm²ほど空気圧が下がる状態になってしまいました。
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バルブコア(虫)の交換時期
タイヤの空気補充には車用の電動空気れを使っているので、たとえ毎週だとしてもそれほど苦ではありませんが、さらにバルブコアの劣化が進んでしまうと、走行中に空気が抜けだして走行不能に陥ったり事故を起こす危険性も考えられるため、このタイミングで交換することにしました。
交換方法・手順
<方法>
今回は、近所のホームセンターでエーモン工業の「バルブコア(S)」と「虫回しドライバー」を購入して自力で交換することにします。
虫回しドライバーの先端はこんな感じです。試したことはありませんが、どうしても虫回しドライバーが入手できない場合はラジオペンチで代用できるかもしれません。
<手順>
① まず、タイヤに空気が入った状態でバルブコアを抜くと、空気圧でバルブコアが飛び出してくる可能性があるので、あらかじめタイヤの空気を抜いておきます。
※タイヤの空気を抜くとバイクが直立気味になって不安定になるので、くれぐれも気を付けてください。※前後同時に空気を抜くとバイクは倒れると思います。
② ホイールのバルブキャップを外してから虫回しドライバーを差し込み、ふつうのネジ類と同じように左回りでグルグルと回します。
③ すると、少しずつバルブコアが飛び出してきて最後まで回すと、上に引き抜くことができます。
④ 左が新品で右が古いバルブコアです。色の違いはありますが、形状は同じように見えます。古いバルブコアもエーモン工業製かもしれませんね。
⑤ 新品のバルブコアをバルブに差し込みます。この時に、バルブコアを上下逆に差し込まないように注意してください。
⑥ バルブにバルブコアを差し込んだら、虫回しドライバーで右回り(時計回り)に回します。そして、バルブコアが回らなくなったら最後に「ギュッ!」と少し強めに力を入れると、取り付けは完了です。
⑦ バルブコアを取り付けたらタイヤに空気を入れます。ちなみに、Ninja 1000 (SX)のタイヤの空気圧の規定値は、フロント2.5kgf/cm²で、リアが2.9kgf/cm²です。
管理人が以前行った独自検証で、走ってタイヤが温まると空気圧が上がることがわかったので、少し低めの「245kPa」にしておきます。※実は「kPa」単位だと約「245kPa」がメーカー規定値と同等になります。
⑧ 最後に、バルブにキャップを付けて作業は完了になりますが、念のためキャップを付ける前にバルブ穴に水を入れて、空気が漏れていないかを確認した方が良いでしょう。
以上交換手順は終りです。
備考・その他
~ 空気圧の表示について ~
管理人の Ninja 1000 のタイヤの空気圧は、フロントが 2.5kgf/cm² でリアが 2.9kgf/cm² で、「kPa」単位にすると100倍のフロントが 250kPa、リアが 290kPa になるのが一般的ですが、厳密には「1kgf/cm² = 98.0665kPa」になるので単純に100倍にしてしまうと少し高めになってしまいます。
ということで、Ninja 1000の「kPa」単位の正確な空気圧値は以下となりますので、ぜひ参考にしてください。
- フロント:245.16 kPa(2.5kgf/cm²)
- リア:284.39 kPa(2.9kgf/cm²)
END