八溝山の林道にて・・・
チェーンは張り具合の調整が必要
多くのバイクはエンジンの回転力を丈夫な金属製のチェーンで後輪に伝えていますが、走れば走るほど摩耗して伸びてしまうので、定期的に点検して張り具合を調整する必要があります。
ということで、今回は Ninja 1000 SX のチェーンの張り具合を調整します。
チェーンの張り具合の調整方法
Ninja 1000 SX は後輪の軸を後方に引っ張るのではなく、後輪の軸を固定している円形の部品を回してチェーンの張り具合を調整する「エキセントリック方式」という調整方法を採用しています。
手順は簡単で、① を緩めて② を反時計回りに回して最後に ① を締めるだけです。
<詳細説明>
① 用意する工具
- 六角レンチ(小:8mm)※締め付けトルク=65Nm
- 六角レンチ(大:12mm)
今回、管理人は以下の六角レンチセットを使ったので締め付けトルクは勘でしたが、初心者の方は必ずトルクレンチを使ってください。強く締めすぎてネジ山を壊してしまうと大事になりますので・・・。(^^ゞ
② スイングアーム後端の六角ボルトを緩める
六角レンチ(小:8mm)でスイングアーム後端の六角ボルトをゆるめます。この六角ボルトは左右にあるので両方とも緩めます。※反時計回りに回すと緩んで、時計回りに回すと締まります。
③ 円形の部品を回転させる
次に、後輪の軸を固定している円形のアルミ部品に六角レンチ(大:12mm)を差し込み、円形のアルミ部品をある程度の体重をかけて反時計回りに回転させます。手の力だけでは回転しにくいので足で踏んだ方が良いでしょう。
チェーン調整用のギザギザの目盛りがあるので、それを確認しながら左右の目盛りが同じ位置になるように調整してください。
④ スイングアーム後端の六角ボルトをしめる
チェーンがちょうど良い張り具合になり左右の目盛りも揃ったら、最後にスイングアーム後端の六角ボルトを「65Nm」のトルクで締めて作業は完了です。
備考・その他
作業にかかる時間は初めての場合で30分くらい、慣れてくれば10分くらいで出来るようになるはずです。ぜひ、挑戦してみてください。
END