Kawasaki「ニンジャ1000」バイク走行記録

カワサキの大型バイク Ninja1000 に乗る人のブログ

【走行記録】絶対に油断してはいけない・・・八溝山の酷道を走る

八溝山を走るNinja 1000 SX

やっぱり「酷道」が一番楽しい

片側何車線もある大きな国道から車一台がやっと通れるような狭い山道まで、日本にはいろいろな道路がありますが、管理人が長年バイクで走っていて一番楽しいと感じるのは、やっぱりソロで人里離れた山奥の狭くて曲がりくねった、いわゆる「酷道」と呼ばれる山道(国道、県道、市道、町道、林道など)を、あえてNinja 1000のような大型バイクで走っている時です。

万が一途中で転倒したり故障でバイクが動かなくなった場合は、人生最悪の事態に陥る恐れがありますが、単独で走破して無事に下山出来た時の達成感と安堵感はなかなかのものです。

※注意・・・バイク初心者の方は絶対に山奥の酷道を単独走行しないでください。

八溝山近くの「酷道」を走る

今回管理人が走行したのは、栃木県、福島県、茨城県の県境にある「八溝山」の山頂に続く道路の一つで、栃木県の県道28号線です。

この道路は、路面の状態は酷道といえるほど酷くはありませんが、ブラインドカーブが多く道幅も狭く、崖下転落の危険性があるので「酷道」としました。

ルートは八溝山の西にある帝国造林社宅の少し先の分岐を出発し、約5.5km先にある空き地(駐車場)を目指します。駐車場をさらに進むと八溝山の山頂ですが、今回は行きませんでした。

スタート地点

ここがスタート地点です。ここに来るまでは道幅も広く道沿いに民家が点在していましたが、ここから先は道が狭く険しくなり民家もまったくありませんので、油断やミスは許されません。ここで少し気合を入れる必要があります。

スタート地点にある看板です。八溝山は周辺の町の貴重な水源として管理されているようです。

ちなみに、スタート地点の左側には古びた木造の長屋があります。一見すると廃屋のようにも見えますが、雑草が刈られていて庭に車のタイヤ跡もあるので、定期的に管理されているようです。興味本位で勝手に敷地内に入らない方が良いでしょう。

帝国造林の社宅

Googleストリートビューで確認したところ10年前の2013年5月はこんな感じで人が普通に住んでいたようですが、何かの理由でここを離れてしまい、その後、2022年5月までの9年で現在のような寂しい姿に変わってしまったようです。

スタート地点を直進して林道に入ると道幅が狭くなりました。車のすれ違いは厳しい感じです。しばらく先の見えないコーナーが続くので油断しないよう注意が必要です。

ちなみに、この日は尾根まで上がってすぐのブラインドカーブでオフロードバイクと1台とすれ違いましたが、その人も、速度を十分落として走ってくれていたので、お互いぶつかる心配はありませんでした。

やや急な斜面にバイクを止めてブログ用の記録写真を一枚。急な斜面でこのバイクを倒すと簡単には起こせないと感じたので、とくに慎重にバイクを止めました。

山道の途中につづら折りのきついヘアピンカーブが数ヶ所あるので注意してください。こういう小さなヘアピンは、バイクをなるべくバンクさせず体重移動とセルフステアを利用してコンパクトに曲がるのがコツです。もちろん、どんなに幅が狭くてもブラインドカーブでは絶対に道路の左側をキープしましょう。

また、少し怖いかもしれませんが、左側が崖っぷちのかなり危険な道路状況でもブラインドの右カーブでは必ず道路の左側をキープしてください。崖下への転落が怖いかもしれませんが、安易にイン側に入り込むと万が一対向車が来た時に大変なことになります。

その昔、実際に管理人の友人が、原付バイクで林道のブラインドの右カーブのイン側に突っ込んで、対向してきた車と正面衝突していますので、山奥だからといって絶対に油断することはできません。

ガードレールがない場所はとくに用心して慎重に走ります。

無事に山道を上り切り尾根近くに到着しました。道幅も少し広くなったので路肩にバイクを止めても通行の邪魔にはならないでしょう。ここでしばらく寛ぎます。

南側は木が切られているので見晴らしは最高です。しばらくするとまた新しい杉の木が植えられて視界が遮られると思いますが、それが2メートルくらいに育つまでの数年間はこの見晴らしの良さを楽しめるでしょう。

ところどころに短いガードレールがありますが、向こうはすぐに崖になっているので落ちたら完全にアウトです。眺めが良いからといって、うかつにわき見運転はしない方が良いでしょう。道幅が狭いので一瞬バランスを崩しただけでも危険です。写真を撮る時も絶対にバイクを降りてからにしましょう。

後はこのまま平坦な道を駐車場まで進んでゴールです。

こちらが終点の駐車場です。ここで棚倉方面と八溝山頂方面に分岐しています。

管理人はたいてい棚倉方面に下って林道沿いの渓流風景を楽しみますが、棚倉方面の林道は所どころ未舗装の砂利道になっているので、大型バイクで走るには少し注意が必要です。とくに雨が降った後の数日間は砂利道が泥道になってバイクが信じられないほど汚れます。

それでは・・・

参考リンク・まとめ・備考

www.daigo-kanko.jp

ja.wikipedia.org

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